マダムサチコのカンボジアで農業

カンボジア生活19年目突入。ツアーガイド、日本語教師、アンコールクッキーの起業を経て、2017年から農業プロジェクトを立ち上げたマダムサチコの日記。 世界遺産アンコールワットから20分ほどの農村で40ヘクタールのオーガニックファームをスタートし、農業の6次化による100年つづく農業からの産業づくりを目指している。

朝から空港が大賑わいでした。

手荷物チェックも長蛇の列。

その列の合間にペットボトルのごみが。。。。
(赤い帽子のおじさん、リュックからペットボトルを取り出してます)

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手荷物チェックの際にお水をチェックされるからとみんなしてここに置いていっている。
ごみ箱があるのに!
マナーがない、恥ずかしい行為。
自分の場所からごみがなくなりさえすれば、ほかのところに置いても何も思わない。

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その団体客のうしろに女子大生2人組が。
「えー、なんでこんなところにお水がたくさんおいてあるの?」
「手荷物チェックで水持ち込めないからここに置いてるんだよー」
「あ、私たちもお水がある、ここにおく?おいていいの?」
「えー、だめじゃない?」
と会話が聞こえたので


「X線の機械の手前にごみ箱があるからそこに捨てたほうがいいよ。」
「〇〇人の団体がみんなここに捨てていっているけど恥ずかしいからやめよう」
って話しかけた。

そしたら
「そうなんですね!これ捨てていってるんですね。」
「じゃぁここに置いてあったらよくないよね、」
「うん、ごみ箱までもっていこう」
と、女子大生ふたりが何本もあるペットボトルを集め始めた。

私のほうがごみ箱に近い前の列にいたので、後ろの列の彼女たちから受け取ってごみ箱へ。
何往復かしてごみが全部なくなった。




そこにペットボトルが捨てていなければ、次に置く人もなかなかいないでしょう。
誰かが置いてると、みんなやってるからいいじゃんって思ってしまうのが人間。

私はこんなところにごみを捨てるなんてマナーがない!って思っただけで素通りしたけれど
このステキな女性たちはそのごみを拾って捨ててくれた。
あぁ、なんて素晴らしい。
朝からすごーく大切なことを教えてもらった気分。

ありがとう。








12月に収穫したパイナップル。

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ずーっとお店にディスプレイしていたのですが、すっかりシワシワの老夫婦に。
腐ることなく、水分がなくなってしぼんでいっているという感じです。

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こちらが3か月前の若かりし頃、ぶいぶいいわせていた時代の彼ら。
畑から収穫したばかり、お肌もつやつやピチピチしています。


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すっかり身体は小さくなりましたが、髪の毛だけは(葉っぱだけは)青々ふさふさ、若いときよりも立派です。

野菜や果物は上へ上へと葉っぱを広げていこうとするDNAを持っているんですね。
消費者側からすると、葉っぱつきのニンジンや大根っていかにも新鮮っぽくて魅力です。
でも野菜の持っている特性で葉っぱに栄養や水分がいってしまい、肝心の実がしぼんでいってしまうのです。
食べる部分の実がしぼんでしまっては売る側からしたら困ります。
ですから葉っぱはすぐにおとす、が鉄則になるわけです。

果物とか野菜を見ていると本当におもしろい。
微生物のバランスが調っている土壌で育った野菜や果物は腐りにくいんだなぁと思います。

無農薬、無化学肥料の農業は、食べる人の安心安全とういキーワードが取りだたされることが多いですが、本当に大切なところって、次の世代にこの土壌を残せるかってところなのかなと私は思います。
もちろん人の健康にとっても大切だと思いますが。(ただ農薬についていえば、農薬を使った野菜を食べる人よりも、その農薬を散布している農家の人たちの健康被害のほうが甚大であることは間違いない。)

農薬をまいて化学肥料をふんだんに使い、ホルモン剤で成長を促進させ収穫量を増やすことがこの資本主義経済の中で必要な農業でした。そういうった土壌では微生物は生きていくことができなくなり、生態系は崩れ、その土地では農業ができなくなっていき、次の土地へと移動します。

本来、環境を壊さなければ行えない農業という事業の中で、無農薬・無化学肥料の農業というのは、農薬や化学肥料を使った農業よりも環境破壊が少なく、自然界と共生しながら生態系を壊さないサステナブルなものなのだと思います。

自然農法といわれるものでも、そこに自然に生えていなかった野菜の種を人間がまくという時点で自然ではないのですから。

環境を破壊しなくては人間が生きていくことはできないけれど、最小限にとどめられるような努力はできるのかなぁと考えたりします。

何が大切か、ひとりひとりの生き方ですね。
いま自分が生きている数十年がよければいいということではなく、自分たちの子供、孫世代へ何を残していくのかを考えて生きていきたいと思います。






2019年のワークパミットが届きました。

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なんと、EMSの封書で。


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カンボジア、どんどん進化している。


10年前くらいにカンボジア日本人商工会(JBAC)の役員をさせていただいていたことがあって。
その時に、カンボジアの労働法ては外国人労働者はワークパミットを必ず取得しなくてはいけないって会議でみなさんがよく話していたけれど、シェムリアップでワークパミット持っている日本人なんてその頃は全くいませんでした。いないどころか、ワークパミットが存在することもシェムリアップでは知られていなかったかも。
(念のためですが。商工会役員である以上、私がやっていた会社の外国人社員はワークパミット持っていましたが)


シェムリアップではなにそれ?という存在のワークパミットでしたが、この2年くらいで変化がでてきました。ワークパミットがなければビジネスビザの申請ができないと。
当たり前といえば当たり前のことですが、いろんなことが曖昧なこの地ではグレーゾーンだったんですよね。


きちんと整備されていくことはいいことだと思う。
でも、曖昧でなんとなーく成り立っていた社会もそれはそれでよかったのだと思う。
あれもこれもルールや規則でがんじがらめになって身動きとれないような社会は、勢いもなくなるし、発展性もなくなってしまうように感じる。


交差点に信号がなくてもなんとなくなんとかなっているシェムリアップが好き。


ただ、カンボジアにお願いです。
ビザとワークパミットと運転免許証の更新期間をもう少し長くしてほしいです🙏










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