12月に収穫したパイナップル。

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ずーっとお店にディスプレイしていたのですが、すっかりシワシワの老夫婦に。
腐ることなく、水分がなくなってしぼんでいっているという感じです。

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こちらが3か月前の若かりし頃、ぶいぶいいわせていた時代の彼ら。
畑から収穫したばかり、お肌もつやつやピチピチしています。


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すっかり身体は小さくなりましたが、髪の毛だけは(葉っぱだけは)青々ふさふさ、若いときよりも立派です。

野菜や果物は上へ上へと葉っぱを広げていこうとするDNAを持っているんですね。
消費者側からすると、葉っぱつきのニンジンや大根っていかにも新鮮っぽくて魅力です。
でも野菜の持っている特性で葉っぱに栄養や水分がいってしまい、肝心の実がしぼんでいってしまうのです。
食べる部分の実がしぼんでしまっては売る側からしたら困ります。
ですから葉っぱはすぐにおとす、が鉄則になるわけです。

果物とか野菜を見ていると本当におもしろい。
微生物のバランスが調っている土壌で育った野菜や果物は腐りにくいんだなぁと思います。

無農薬、無化学肥料の農業は、食べる人の安心安全とういキーワードが取りだたされることが多いですが、本当に大切なところって、次の世代にこの土壌を残せるかってところなのかなと私は思います。
もちろん人の健康にとっても大切だと思いますが。(ただ農薬についていえば、農薬を使った野菜を食べる人よりも、その農薬を散布している農家の人たちの健康被害のほうが甚大であることは間違いない。)

農薬をまいて化学肥料をふんだんに使い、ホルモン剤で成長を促進させ収穫量を増やすことがこの資本主義経済の中で必要な農業でした。そういうった土壌では微生物は生きていくことができなくなり、生態系は崩れ、その土地では農業ができなくなっていき、次の土地へと移動します。

本来、環境を壊さなければ行えない農業という事業の中で、無農薬・無化学肥料の農業というのは、農薬や化学肥料を使った農業よりも環境破壊が少なく、自然界と共生しながら生態系を壊さないサステナブルなものなのだと思います。

自然農法といわれるものでも、そこに自然に生えていなかった野菜の種を人間がまくという時点で自然ではないのですから。

環境を破壊しなくては人間が生きていくことはできないけれど、最小限にとどめられるような努力はできるのかなぁと考えたりします。

何が大切か、ひとりひとりの生き方ですね。
いま自分が生きている数十年がよければいいということではなく、自分たちの子供、孫世代へ何を残していくのかを考えて生きていきたいと思います。